【日本と全然違う⁉】デンマークの小学校にいってきた!

QcueZの留学カウンセラーです!
デンマーク留学に行かれたMinaさんが現地の小学校についてどんな感じだったのかまとめてくれました!
日本の小学校と海外の小学校、どう違うのでしょうか?気になった方はぜひこちらをチェックしてください!!!!!

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Hi! デンマークに留学中のMinaです!

実は先週、デンマークの小学校を見学する機会がありまして、クラスメートたちと一緒に初!デンマークの小学校に潜入(?)してきちゃいました~!

ということで、デンマークの小学校がどんなところか、どんな風に授業を行っているかを写真付きで紹介していこうと思います!

 

お邪魔したのは私の通うアブサロン大学から歩いて約15分の公立小学校。写真に写っているのは私のクラスメートたち。

みんなInternational studentで、スペインやスイス、オーストリアなど様々な国から来ています。

クラスメートのことはまた別の記事に書きますね!

 

 

学校内に入るとこんな感じ。建物がガラス張り!!めっちゃモダン!!

最近建てられたのかな?と思いきや、70年の歴史ある学校なのだそうです。

さすがデザイン先進国、そんなに前から学校のデザインもクリエイティブなのでした…。

日本の学校と言えば、みんな同じような感じですよね。少なくとも公立の学校は、見た目や内装は大差ないように思います。

だって、「公立小学校」といえばきっと皆さん同じような、ド〇えもんや〇ザエさんに出てくる学校のスタイルを思い浮かべませんか?

少なくともこんなガラス張りの学校を思い浮かべる人は少数だと思います。

 

 

さて、副校長先生に学校内をご案内していただけることになりました。なんと副校長先生、40代の女性の方でした。

校長・副校長等ポジションに女性が就くのってあんまり多くないと思います。少なくとも私の経験上、小中高と日本の公立の学校に通っていましたが校長先生・教頭先生はみんな50~60歳くらいのおじいちゃん先生でした。なので副校長が若い女性であるという事実にびっくり!聞いてみると、「デンマークではこの歳で女性でこのくらいのポジションに就くのは珍しくないのよ」とのことでした。

本題に戻りまして、副校長先生に連れられて校内を見学していると、後者の奥のほうで子どもたちが(見えにくいですが)焚火をしていました。

実はこの日、ニットとダウンジャケットを着ていないと鼻水が出てくるくらい寒かったのです…!

なのに子どもたちは半そでや薄手のトレーナーを着ている子たちが多く、寒かったのでしょうね、自分たちで焚火をしていました。

もちろん大人の監督ありではありましたが、監督といっても「それだめだよ!」とか「はい、君はこれをしてね」という感じではなく「焚火をやるんだね、手伝うよ~」という感じの雰囲気で一緒に作業をしておられました。

この学校がある街が結構な田舎ということもあり、学校から一歩外に出れば森、むしろ学校と外を区切るフェンスもなしで、自然にあふれている学校という印象でした。

学校にフェンスがないことについて、副校長先生は「例えば何か嫌なことがあって『もう帰る!』と言って帰ろうとする子は他のお友達が引き留めてくれるし、実際のところ子どもたちはやっぱり友達といたいから勝手に帰ったりしないの。だからフェンスはいらないのよ」とおっしゃっていました。

安全面などを考えると「それでいいの!?」と思ってしまいますが、生徒や地域の人たちへの信頼など、根本的な考え方が違うのでしょう。これにも驚かされました。

 

上記の通り、生徒の自主性を大切にするという風潮が当たり前のようにあります。

例えば、この男の子たち。小学校3~4年生くらいでしょうか。大きなのこぎりを使って木を切っていました。大人がいるにはいるのですが、この子たちをがっつり監視しているという感じではありませんでした。

はたから見ている私が、「危ないからやめようね」と言いたくなるくらいでした。私の記憶をたどると、私がのこぎりやカンナを初めて使ったのは中1か中2の技術の授業内でした。しかも、もっとちいさいやつ。

デンマークでは生徒のクリエイティビティを伸ばすためにもこういうものを「危ないからダメ」「まだ君たちには早いよ」と制限せず、「やってみようか」と生徒にチャレンジさせることが当たり前のようです。

 

 

また少し行くと、日本でいう理科室にたどり着きました。そこにあったものは…レゴ!!レゴブロックを使って組み立てたものを、プログラミングを使って動かしてみよう!という体験のできる部屋でした。とはいえあまり大きな部屋ではなかったので、聞いてみると「まだこういう教育は始まったばかりで必要な器具や部屋が整ってないの」「都市部の学校や私立の学校ではもっといい設備があるんだけど、ここはまだだから全員がこういう体験をするんじゃなくて、やりたい子だけができるのよ」とおっしゃっていました。レゴはデンマークの教育に浸透していて、設備や金銭面の援助があるそう。また、レゴやプログラミングを使った子供向けコンペティションもあり、子供たちへのIT教育もこのような形で発展しているとのことでした。公立校と私立校、都会と田舎の教育格差はどこに行ってもあるようですが、都市部ではない公立校でもこのような機会と機材があるということは本当に素晴らしいと思います。

 

これはデンマーク語の授業。先生が使っているのは黒板ではなく電子黒板。なんとそのとなりにはスクリーン画面も。

実は私が通っているアブサロン大学もこのスタイルで、ホワイトボードとスクリーン画面が教室にあります。小学校からこのシステムが普通だとは…またまたびっくりです。

先生の電子黒板を使ったレクチャーのあと、スクリーンでカウントダウンが始まり、生徒は時間内に問題を解き、先生がまた電子黒板を使って解説をするというスタイルでした。

先生の説明中に何か質問があるときには、生徒は人差し指を立てて手を挙げます。先生の質問の途中でも、先生がその子をあてて質問は何かと聞いたりしていました。

 

 

これは図画工作の授業の様子。右奥の、サロペットを着た男性が先生です。子供たちは思い思いに作品制作をしています。

奥の棚にあるのはすべて本格的な機材。子供たちは必要に応じて自由に機材を使うことができます。先生は周りを見渡して助言をしたり、使い方を教えたりしていて、先生というよりも「わかんないところを教えてくれるお兄ちゃん」というような感じに見受けられました。

 

 

授業の合間の休み時間は、生徒は外へ出てきてフットボールやバスケをしていました。女の子同士でも男の子に交じってフットボールをしている子が多かったです。

デンマークではフットボールとサイクリングが人気のスポーツと聞いていましたが、どうやらそれは本当のようでした。

ちなみに小学生の彼らも通学は自転車です。さらにもっと幼い子供でも、お母さんやお父さんと並んで自転車に乗って学校に行くのがデンマークスタイルなんだとか。

これも日本とは違うスタイルですよね。

 

 

こんな感じで、デンマークの小学校では日本の小学校とは異なるシステムをたくさん発見することができました!

現地の小学校を見せていただける機会ってなかなかないので、本当にラッキーでした。

 

それでは~!

 

ブログ裏話:明日からやっと本格的な授業が始まります。楽しみ!!

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