イギリス留学にはビザが必要?
6ヶ月未満のイギリス留学では、事前にビザ申請の手続きは必要ありません。7ヶ月以上の留学の場合は、日本でビザの申請を行う必要があります。また、YMSビザ(イギリスのワーキングホリデービザ)は、非常に高倍率です。
・イギリス滞在期間が6ヶ月以内の人は、事前ビザ申請不要、「短期学生ビザ(Short Term Study Visa 6 months)」取得
6ヶ月の短期学生ビザは、イギリス到着時の空港で即日発行(パスポートにスタンプ押印)されます。事前のビザ申請は不要ですが、入国審査時に指定書類を提示する必要がありますので、出発前に不備のないよう準備しておきましょう。
・パスポート
・学校からの入学許可証、ビザレター原本
・英文残高証明書(ロンドンは月£1,265、ロンドン以外の地域は月£1,015の資金証明が必要)
※本人以外の名義の場合は、別途、費用負担証明レター、及び戸籍謄本と翻訳が必要
・滞在先の詳細、証明書(ホームステイ/学生レジデンスなどの宿泊記載のレターなど)
・帰国用航空券またはその控え
・イギリス滞在期間が7ヶ月~11ヶ月の人は、渡英前に「短期学生ビザ(Short Term Study Visa 11months)」の取得が必要
「短期学生ビザ(Short Term Study Visa)」は、短大や大学への進学は認められておらず、語学学校でのみ学習できます。また、アルバイトは不可です。イギリス国内でのビザの延長はできませんのでご注意ください。
・イギリス滞在期間が12ヶ月以上の人は、渡英前に「Tier4一般学生ビザ(Tier 4 General Student Visa)」の取得が必要
「Tier4一般学生ビザ(Tier 4 General Student Visa)は、大学や大学院、また、語学学校の大学進学準備コースなどで勉強する長期留学者向けのビザです。英語力の証明が必要となっており、語学学校の場合IELTS4.0、大学や大学院の場合IELTS5.5の英語力がない場合、申請をしても受理されませんのでお気をつけください。イギリス国内でのビザの延長が可能、また、アルバイトも可能となっています。
・イギリスに長期滞在(最長2年)して、観光、勉強、アルバイトなど自由に楽しみたい方にはイギリスのワーキングホリデービザ「YMSビザ (Tier 5 Youth Mobility Scheme Visa)」
申請時に18歳以上30歳以下の方でイギリスに長期滞在して自由な生活を楽しみたい方は、「YMS(ユースモビリティスキーム)ビザ」に応募してみてはいかがでしょう。ただし、非常に人気が高く競争率の高いビザとなっています。
学生ビザ(短期学生ビザ・一般学生ビザ)の申請方法は?
7ヶ月以上イギリスに滞在予定の方は日本で事前にビザの申請が必要です。最新のビザに関する情報はGOV.UKとVFS Global(英国ビザ申請センター)のウェブサイトで確認しましょう。
申請時期は?
「短期学生ビザ(Short Term Study Visa 11months)」はイギリス出発3ヶ月前から、「Tier4一般学生ビザ(Tier 4 General Student Visa)」はコース開始6ヶ月前からビザの申請が行えます。それまでに必要な書類など準備をしておきましょう。
申請に必要な書類
ビザの種類によって必要書類が異なります。
「短期学生ビザ(Short Term Study Visa 11months)」
・パスポート(現在有効なものと過去使用したもの全て)
・パスポートサイズの写真1枚
・オンラインで作成した申請書
・ビザ申請予約確認表
・入学許可書(メールで送られてくる入学許可書の印刷でも大丈夫です)
・滞在費用証明書類((ロンドン:月£1,265×滞在月数、ロンドン以外:月£1,015×滞在月数)
提出書類として、通帳の見開き1ページ目、または取引明細書とその英訳が必要となります。※親や親族などの口座より留学資金を証明する場合は、英語のサポートレター、戸籍謄本とその英訳が必要です。
・予定表(留学計画表、滞在先の詳細など)
・往復航空券(控えでも大丈夫です)
・保護者同意書(申請者が18歳未満の場合)
「「Tier4一般学生ビザ(Tier 4 General Student Visa)」
・パスポート(現在有効なものと過去使用したもの全て)
・パスポートサイズの写真1枚
・オンラインで作成した申請書
・ビザ申請予約確認表
・学校から発行されたCAS(入学許可)番号
・英語力証明書類
(語学学校の場合IELTS4.0、大学や大学院の場合IELTS5.5の英語力を証明するもの)
・資金証明書類
ロンドン
9ヶ月以内:授業料+月£1,265×滞在月数 以上
9ヶ月以上:初年度の授業料+£11,385 以上
ロンドン以外の地域
9ヶ月以内:授業料+月£1,015×滞在月数 以上
9ヶ月以上:初年度の授業料+£9,135 以上
ビザ申請日から30日以内の最終取引日から遡って、最低28日間継続して口座に資金が入っていること。提出書類として、通帳の見開き1ページ目、または取引明細書とその英訳が必要となります。※親や親族などの口座より留学資金を証明する場合は、英語のサポートレター、戸籍謄本とその英訳が必要です。
・保護者同意書(申請者が18歳未満の場合)
※提出する書類は、すべて英訳した書類を原本と一緒に提出する必要があります。
※申請者の状況に応じて、在職証明・在学証明書の英訳など、追加書類を求められることがあります。
申請費用
ビザのオンライン申請時にクレジットカードまたはデビットカードで仕払い可能です。
「短期学生ビザ(Short Term Study Visa 11months)」:€186
「Tier4一般学生ビザ(Tier 4 General Student Visa)」:€348
※6ヶ月以上滞在する場合に支払いが義務付けられている健康保険付加料Immigration Health Surcharge(IHS) の支払いもオンライン申請時に行います。年間£300の支払いとなります。
申請手順
1.GOV.UKのウェブサイトからビザ申請書を作成します。
2.最寄りのビザ申請センターの来館予約を取ります。(詳細はVFS Global(英国ビザ申請センター)のウェブサイトをご確認ください。)
3. ビザ申請センターに行き、ビザ申請書類を提出、その場で生体認証登録のための指紋採取と写真撮影があります。
4. パスポートの受け取り方法を選びます。ビザ申請センター窓口での受け取り、または、郵送サービスが選べます。
5. ビザ審査が終わったら通知メールが届きます。指定した方法でパスポートを受領します。
申請場所(ビザ申請センター)
東京:東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4F
大阪:大阪府大阪市中央区南舟場1-3-5 リプロ南船場ビル10F
イギリスのワーホリ「YMSビザ (Tier 5 Youth Mobility Scheme Visa)」の申請方法は?
YMSビザの申請は、受付日に所定のメールアドレス宛にメールを送るだけ、あとは抽選結果を待つのみです。ただし、YMSビザはイギリスで最大2年間滞在でき、就労できるということもあり、毎年大人気のビザで競争率が高く、取得の難しいビザです。
申請条件
・日本国籍を有していること
・申請時点で、年齢が18歳以上31歳未満であること
・扶養義務のある子供を同伴しないこと
・配偶者を連れて渡英しないこと。ただし、配偶者も申請条件を満たしている場合、ふたり同時に申し込むことは可能です。
・自己資金が£1,890以上あること
・滞在終了時にイギリスを出国すること。期間の延長、在留資格の切り替えはできません。
・イギリス滞在中、公的な資金に頼らないこと
・以前、「日英ユース・エクスチェンジ・スキーム」または「ユース・モビリティ・スキーム」で渡英した経験がないこと
募集人数と募集期間
募集人数は1,000人(第1回目:800人, 第2回目:200人)です。募集期間は年2回、例年1月と7月(2020年は1月と9月)のそれぞれ2日間(48時間)のみとなっています。1月の募集は前年の11月中旬から12月初旬に発表があります。頻繁に応募条件などの変更がありますので、最新情報をGOV.UKやVFS Global(英国ビザ申請センター)のウェブサイトでこまめに確認しましょう。
申請方法
受付期間内に募集専用アドレス宛にメールを送付します。メールの題名には、氏名・生年月日・パスポート番号を必ず英語で明記、本文にも氏名・生年月日・パスポート番号と電話番号を書きます。年2回の募集ですが、受付期間は指定の48時間のみですので、こまめに情報をチェックしておきましょう。
申請が許可された後に準備するもの
当選しますと申請可能通知のEメールが送られてきます。Eメールを受け取りましたら、下記必要書類を準備して、英国ビザ申請センターで申請を行います。なお、オンラインでのビザ申請、ビザ申請センターの予約のとり方などの申請手順の流れは、学生ビザの申請時と同じです。
・オンラインで作成したビザ申請用紙
・ビザ申請予約確認表
・パスポート原本(有効期間は滞在期間+6ヶ月以上必要、2枚以上の空白ページがあること)
・英文残高証明書 £1,890以上(申請者名義の通帳、ビザ申請日から30日以内の最終取引日から遡って、最低28日間継続して口座に資金が入っていること)
申請費用と支払い方法
申請費用£244と健康保険付加料(IHS)£600(2年間分) の支払いをオンライン申請時に行います※申請費用は予告なしに変更される場合があります。
ビザ以外に必ず手続きが必要なもの
6ヶ月以上滞在する場合、入国後10日以内に「BRP (Biometric Residence Permits)」の受け取りが必要となります。
「BRP (Biometric Residence Permits)」の受け取り
BRPは、生体認証情報を含む滞在許可証のことです。6ヶ月以上滞在する場合、BPRカードが発行され、入国後10日以内に指定された郵便局で受け取ります。受け取り方法などの詳細については、ビザ申請の審査結果とともに案内されます。